「終活」とは一体何?自分や家族のための上手な終焉の迎え方

「終活」とは一体何?
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「終活(しゅうかつ)」という言葉が近年、日本の社会に定着し、広く知られるようになりました。そもそも終活という言葉は一体、どのような意味なのでしょうか。

まず「終活」とは「安心して人生の終末を迎えるための準備」を指す言葉で、週刊誌の連載で使われ始めたことがきっかけで広まったとされています。2010年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉であることからも分かるとおり、日本社会の変化を背景に誕生した比較的新しい言葉と言えます。

誕生から間もない言葉であるにもかかわらず、広く認知され、日本の社会に定着した理由は、「終活」の考え方が多くの人に支持され、共感されているためでしょう。当記事では、「終活」の具体的な内容を分かりやすくお伝えしたいと思います。

終活とは、安心して人生の終末を迎えるための準備をすること

終活

「終活」とは、誰もが迎える死に対し、行き当たりばったりではなく、「計画的」に向き合い、「準備をしておく」という考え方です。「自分が亡くなってから家族や親族に迷惑をかけたくない」という日本人らしい考え方も、「終活」が支持される大きな要因の1つかもしれません。

安心して人生の終末を迎えるうえでの終活においては、主に下記3点が考えるべき分野になります。

終活とは一体、何をすれば良いの?

① 将来の介護や医療について計画を立てましょう
② 相続の相手や遺言の内容を決めましょう
③ お墓、身辺整理、葬儀について決めましょう

介護や医療について計画を立てましょう

介護

介護は急に必要となるケースも多いもの。今は元気であっても、骨折などちょっとした怪我が理由で寝込んでしまい、認知症を発症することがあるほか、脳卒中といった生活習慣病が理由で要介護状態となってしまうこともあります。いざという時に困らないよう、介護サービスの種類や内容、介護保険、介護認定の手続き方法、家族の介護休業など、各種制度を事前に知っておくことが大切です。

介護サービス

介護サービスの種類や内容を前もって知っておきましょう

・自分が望む医療、介護はどのようなものですか?
・希望をかなえるための費用は確保できていますか?
・誰に、どのような形で介護をしてもらおうと考えていますか?

相続の相手や遺言の内容を決める

相続

相続や遺言でもっとも避けるべきは「トラブル」でしょう。相続トラブルで骨肉の争いを繰り広げるということだけは絶対に避けたいもの。資産の額を把握し、相続人と生前にしっかりと話をしておくことがトラブルを避けるうえでの必須事項です。また、近年は税制の変更が行われており、相続にかかわる制度も大きく変わりつつあることから、節税しながら上手に相続をすることも大切です。

遺言

相続トラブルで骨肉の争いを避けるためにすべきことは?

・自分自身にどれだけの資産があるか把握できていますか?
・相続時にどれだけの税金がかかるのか把握できていますか?
・遺言として残すべきことは整理できていますか?

お墓、身辺整理、葬儀について決める

葬儀

従来の地上墓のほか、最近は納骨堂や樹木葬、散骨など新しい埋葬方法が登場しています。お墓参りにかかる手間やお墓の維持費といった点も含め、お墓参りをしてくれる家族や友人のことも考えながら、お墓を選ぶことが重要になります。

お墓

お墓を選び、葬儀内容を事前に決めましょう

・自分自身が望む埋葬方法とはどのようなものですか?
・お墓もしくは埋葬場所は確保できていますか?
・その埋葬場所は家族や友人がお墓参りするうえでの利便性は高いですか?

主に考えるべきは上記3点になります。お墓の上手な選び方や失敗しない埋葬方法に向けた記事は、【お墓や納骨堂】お墓の値段や費用、後悔しない選び方において解説しています。

終活という言葉自体は新しいものですが、その内容を見てみると、特に新しいものはないことが分かります。「自分が元気なうちに終末に向けた計画を立て、自ら準備をしておく」という考え方が「終活」なのです。

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まとめ:終活は自分のためであると同時に、家族のためでもある

「終活」は自分の望む形で終末を迎えるための準備であると同時に、終末を迎えるにあたって家族にかけるであろう負担を減らす準備でもあります。

介護や相続、お墓の準備など、いずれも自分だけで決めるのではなく、家族の意見を取り入れながら準備を進めることが上手な終活といえるでしょう。

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