夫や姑と同じ墓は嫌!実家の墓に入りたい!これは許される?

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NHKの朝8時15分からの情報番組「あさイチ」で2014年1月、女性の目線から見たお墓についての特集が組まれ、既婚女性の実に約6割が「夫(旦那)の先祖のお墓に入りたくない」と回答しました。

なぜ既婚女性は「夫の先祖のお墓に入りたくない」と思うのでしょうか。番組で取り上げられた理由とともに、仮に「夫の先祖のお墓に入らない場合」は、ほかの埋葬法としてどのような選択肢があるのかを見ていきたいと思います。

嫁ぎ先の墓に入りたくない女性 「夫の家族」や「夫」が嫌い?

「あさイチ」で既婚女性が「夫(旦那)の先祖のお墓に入りたくない」と回答した理由を見てみると、

  • ・知らない先祖と一緒に入りたくない ・・39.3%
  • ・お墓がゆかりのない土地にある   ・・32.3%
  • ・夫の家族、両親が嫌い       ・・30.7%
  • ・子どもに面倒をかけたくない    ・・20.0%
  • ・自分の両親と入りたい       ・・20.0%
  • ・夫が嫌い             ・・13.9%

という結果となりました。

孤独

「夫(旦那)の先祖のお墓に入りたくない」と思う理由は人それぞれ。実際に「夫(旦那)の先祖のお墓」に入るかどうかは別として、嫁いだ女性は必ず「嫁ぎ先のお墓」に入らなければならないというルールはあるのでしょうか?

また、「自分の両親と入りたい」という回答があったように、既婚女性が嫁ぎ先のお墓に入らずに、自分の両親と一緒の「実家のお墓」に入ることは可能なのでしょうか。

夫の実家のお墓は嫌!お墓は夫とは別にしたい場合

結論から言えば、「嫁いだ女性は必ず嫁ぎ先のお墓に入らなければならない」という法律やルールはまったく存在しません。これまでの慣習上、「○○家」に嫁いだ以上は「○○家」のお墓に入るというのが一般的だっただけの話なのです。

孤独2

Q:夫や姑と別のお墓に入りたいが可能か?

A:法的、ルール的にはまったく問題ありません

近年は埋葬をめぐる形態が多様化しています。「納骨堂?それとも樹木葬? あなたが望む「お墓の形」は?」の記事でも解説しているとおり、墓石タイプのお墓だけでなく、近年は樹木葬や納骨堂を選ぶ人も増えており、「嫁ぎ先のお墓に入らず、夫とも別々の墓」という選択をする人も存在します。

また、墓石タイプのお墓であったとしても、家族墓ではなく個人墓という選択肢もあるので、どうしても「夫の先祖のお墓に入りたくない」という場合は樹木葬や納骨堂、個人墓という選択肢を検討しても見ても良いかも知れません。

実家のお墓に入りたい場合

また「あさイチ」のアンケート結果にあったように、「自分の両親と入りたい」という希望は叶うものなのでしょうか。

ルールから言えばまったく問題のないことです。

家族2

Q : 嫁いだ後に実家のお墓に入ることはできるか?

A : 法的、ルール的にはまったく問題ないが、分骨がベターです

ただ、既婚女性が離婚していない状況で、すべての遺骨を実家のお墓に入れるということは嫁ぎ先との軋轢を生む可能性がありますので、分骨して両家のお墓に入るという形がもっとも自然と思われます。

実家のお墓に入る方法

これまで解説してきた「お墓に入れる人」については実際は法律的な定めは一切ありません。

日本の古くからの「お墓は長男が引き継ぎ、主に直系血族が入る」という慣習が今なお受け継がれているというのが現状です。

実家のお墓

つまり法律上で言えば、「家族墓には誰でも入ることができる」のですが、実際に家族墓に入れる人の範囲を定めているのは墓地側の管理規則となり、「使用者の親族」または「親族および縁故者」までが家族墓に入ることができるというのが一般的です。

また、既婚女性が実際に「自分の両親と入りたい」と望んだ場合、話をすべき相手は「お墓の永代使用権を持つ人」になります。永代使用権を持つ人が承諾してくれれば、法的・管理規則的に問題はないということになります。

結婚後などに実家のお墓に入りたい場合の手続き等は

墓地側の管理規則を確認し、永代使用権の保有者に相談を
今回は既婚女性が「嫁ぎ先のお墓に入りたくない」という場合を例としましたが、婿養子となった男性が実家のお墓に入るというケースも同様に問題はないということになります。また、「姑と同じお墓は嫌!でもほかの家族とは同じお墓は可能?」の記事では、「特定の誰かと一緒のお墓は嫌だ」といった問題が起きた場合に、お墓を分けることで解決する方法について解説しています。

そのほか、配偶者がすでに亡くなっている場合は、婚姻関係終了届出書を提出し、死後離婚をするという選択肢もあります。亡くなった配偶者の血族との関係が良好ではない場合は、死後離婚という選択し、実家のお墓に入るというケースもあるようです。

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